だいぶん前のバンコク・カオサンロードの屋台バー
いままでとか、これから、いく色々な国や場所のお酒紀行を書いていこうと想います。
だいぶん前のバンコク・カオサンロード。ちゃんと覚えてないけど15年ほど前かしら。
当時はちょこちょこバンコクに旅に出ててカオサンロードと呼ばれるバックパッカー街によく泊まってました。
そこの外れにある屋台バー。黄色い金属折りたたみのテーブルと椅子が並んでてビールが数種置いてるだけのバー。コンビニで買うのにちょこっと足しただけでビールが飲めるので白人旅行者や近所のタイ人もちらほら。
そこにいつもいたのがタイ人のにいさん<おじさん?>Sティ。
数年前に一人で道を歩いてるとここでのんでいけや。とタイの人たちに誘われそのまま大勢で飲んだときにいた1人。
次行ったときに最初会った時の写真を現像して<ここで時代がわかりますね~>渡したら、それに感動してくれたみたいでそこから仲良くなり会うたびなんかこの屋台で飲む仲に。
しかしSティ、なかなかくせある兄さんで会うたび傷が増えてたり、笑 とある日は真昼間から道の野良犬と川の字で寝ていた。
そしてまたそんなある日、テケテケ。と屋台の前を歩いてるとSティが、
お~~~い Y ! 飲もうよ~いつも世話になってるし、今日は奢らせてくれよ!
って、Sティお金無いやん。
いや!今日は奢る。なんせ世話になってるからな。まあ、ここに座れ。
はあ、、いつもの黄色い椅子に座ってみる。
するとSティ、ポケットからビニール袋を取り出し、端っこのテーブルに座ってる白人達のところに行き、
<エクスキュズミー、、、前にツナミがあっただろう。。あれで俺のいとこがよう、、家を流されてな、ちょっとばかり恵んでくれないか。>
<oh sorry... (ここでのSORRYはお気の毒にって意味)>
と札をいれる白人さん達。
数枚集まるとこっち向いてやってくるSティ、、、まさか、、そして、、チャンビールを2本屋台でかって持ってきた!
さっ、Y ! 飲もうぜ、かんぱ~~~い!
。。。。まっ、いっか。 白人さん達のテーブルは3個ほどむこうなだけだがこちらを気にするでもなしだし。カオサンだし。ここ。って事で。
その1年後くらいかな、またカオサンを歩いてるとむこうからSティがやってきて、
お~~~! わたし お~~~! とけっこう大きい声で挨拶してハグしてたら、まわりのタイ人達、またSティが喧嘩!?みたいな感じで警戒した目で振り向いたけど、私をみて、ホッとした顔してた。あれが会ったの最後かな。
去年10年ぶり以上にカオサンあるいたときはさすがに黄色い屋台はなかったし知った顔は見なかったね。
あんときはビールありがとうね。Sティ
*さすがに当時の写真は残ってないので最近飲んだタイビール写真をば。
チャンビールよりもビアリオのがめっきり好きになったここ数年。